85 ガラスの仮面
今まで男兄弟ばかりの中で育った人と付き合う事が多くて、
またそういう男は妙に女に妄想を抱いているため苦労が多かった。
だけど実際部屋は汚いし、レースのカーテンなんかようせんし、
下ネタだって友達同士ではアカラサマだし、酒は焼酎芋ロックだし、
某球団のファンクラブには初年度から入ってるし・・・
とても男気にあふれている。
しかし大人しくしていると(単に気乗りしていないだけなんだけど)、
案外可愛らしく映るらしく、夢見がちな人によく好かれます。
ですから、付き合い始めると結構大変で、
一気に夢を潰すのもなんなので、プチプチビニールを潰すように
1つ1つ諭していく訳です。
しかしスルッと地が出てしまい、一気に潰してしまった事がありました。
私:ねぇねぇ。学生の時どんな人と付き合っっとったん?
彼:言わない。
私:何で?聞きたい!私に似てた?
彼:・・・俺はお前の昔の男の話とか聞いたら嫉妬するし、
こういう話はしたくない。
学生時代はチャリに乗ってた。(自転車部?とかだった。)
それだけだ!
私:なーに!乗ってたのはチャリだけじゃ無いでしょ〜?
アッハハ〜・・・は・・は・・・は・・・
彼:・・・あ?
あの時の彼に冷たい視線と
何とも言い難い雰囲気は今でも忘れません・・・。
そしてその後彼に「・・・そういうギャグは俺の前だけに
してくれな・・・」と言われ「うん」と答えながら、
『お前の前だけ言わないよ』と心に誓いました。 (ちよまるこ)
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